JOURNAL
COLUMN
2020.06.30
デザイナーズオフィスとは?利用する方法や得られる効果も解説!
働き方改革の実現に向けて、労働環境の改善に積極的に取り組む企業が増えてきています。なかでも近年人気を集めているのが「デザイナーズオフィス」。その名の通りデザイン性の高いオフィスのことを指すのですが、具体的なメリットはなんでしょうか。
今回の記事では、デザイナーズオフィスの概要やメリットはもちろん、リノベーションする際の注意点や費用を安く抑えるために有効な方法なども具体的にご紹介します。ビジネスの成長に合わせてオフィスの開設や移転を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
デザイナーズオフィスとは
そもそも、デザイナーズオフィスとはどのようなオフィスのことを指すのでしょうか。基本的な定義や、具体的にどのようなデザインのオフィスがあるのかご紹介します。
デザイナーズオフィスの定義
先進的なデザインを取り入れ、他にはないおしゃれな雰囲気が特徴的なオフィスをデザイナーズオフィスと呼びます。しかし、実はデザイナーズオフィスには明確な定義がありません。有名デザイナーが設計したオフィスでなくても、内装や外観のデザインにこだわったオフィスであれば、一般的にデザイナーズオフィスのカテゴリに含まれます。
また、テレワークの普及とともに増加しているコワーキングスペースやシェアオフィスなどの多くも、デザイナーズオフィスの代表的な事例といえるでしょう。
デザインの例
デザインが特徴的なオフィスの事例をいくつかご紹介します。
- 天井板を張らず、あえて配管を露出させる
- カフェ風の打ち合わせスペース
- カウンターキッチンスペースの設置
- 全体の色を統一しつつ、一部の壁材などにワンポイント色を採用
- 打ち合わせスペースとしてボックス席を用意
- デザイン性の高い床材・カーペットを採用
- 質感のよいオフィス用家具で高級感を演出
- 遊び心を感じさせるデザイン性の高い照明器具
上記の事例はほんの一部ですが、他にも座席を指定しないフリーアドレスの採用や小上がりスペースの設置、ガラス張りの会議室など、個性的なデザインを追求したデザイナーズオフィスが数多く存在します。
デザイナーズオフィスを利用する効果
デザイナーズオフィスを利用することによって、具体的にどのような効果が見込めるのでしょうか。今回は3つのポイントをピックアップして解説します。
社員のモチベーションアップ
デザイナーズオフィスを利用するもっとも大きなメリットは、社員のモチベーションアップにつながることです。シンプルで殺風景なオフィスに比べて、おしゃれなオフィスは居心地も良く、仕事も捗るでしょう。
また、フリーアドレスデスクやフリースペースが用意されていると、毎日自席から見える風景も変わり、新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができます。これまで交流がほとんどなかった部署の人とのコミュニケーションも活性化し、さまざまなアイデアや知見を得る機会につながるはずです。
企業のブランディング
オフィスに訪れるのは自社の従業員だけではありません。たとえば、店舗や窓口が併設されているオフィスには毎日お客様が訪れるほか、一般的なオフィスにおいても取引先の担当者が訪れることも多いはず。
そのため、企業のミッションや理念をコンセプトに据えてオフィスをデザインすることで、来客に対して企業の価値観を表現することができます。
さらに、近年多くの企業が働き方改革に取り組んでいますが、オフィス環境の改善も重要なポイントの一つです。デザイナーズオフィスのように働きやすいオフィス環境を整えることは、働き方改革への取り組みを社外にアピールする有効な方法にもなります。
優秀な人材の採用につながる
働きやすいオフィス環境は、求職者が企業を選ぶ際の重要な指標の一つです。
超売り手市場が続く企業の求人においては、求職者は条件がよりよい会社を選ぶ傾向にあります。求職者が求める条件のなかには、仕事内容や給与だけでなく、働きやすさも含まれるでしょう。
求職者のなかには、給与よりも働き方や職場環境を重視する人も多くいます。デザイナーズオフィスは、そうした人に向けて働きやすい環境をアピールできる、絶好のポイントとなるはずです。
デザイナーズオフィスを作るには
デザイナーズオフィスを作る場合、具体的にどのような方法があるのでしょうか。いくつかの事例をご紹介します。
現在のオフィスをリノベーションする
もっとも多いパターンとしては、既存のオフィスをデザイン性の高い内外装にリノベーションする方法が挙げられます。殺風景なオフィスでも、たとえば壁紙の一部を張り替えたりオフィス家具を入れ替えたりするだけでも印象は一変し、デザイナーズオフィスに近い雰囲気を演出できます。また、壁を取り払って広い執務スペースを確保したい場合などにも有効です。
物件によっては大規模な工事ができない場合もありますが、予算に合わせてリノベーションの範囲や内容を決められる点では、実現可能性の高い方法といえるでしょう。
スケルトン物件を一からデザインしていく
オフィスの壁や床、内装、設備などが何もない状態の物件をスケルトン物件とよびます。店舗物件によく見られる形ですが、一部のオフィスでもスケルトンの状態で貸し出しているものがあります。自由度の高いデザインを考えるのであれば、スケルトン物件を契約して一からデザインしていくのがベストな方法と言えるでしょう。
しかし、施工会社との綿密な打ち合わせや予算交渉が必要になり、工期が長くなる点はデメリットです。とはいえ、コンクリート打ちっぱなしの壁や配管がむき出しの天井などのデザインを採用する際には、スケルトン物件のほうが有利なケースもあります。
デザイナーズオフィスを作る際の注意点
デザイナーズオフィスを作るために、オフィスをリノベーションしたり一から設計したりする際には、まず大前提として退去時に原状回復が必要になることを考えなければなりません。たとえば、入居時に一切の設備がないスケルトン物件だったのであれば、退去時には全ての設備を撤去する必要があります。当然のことながら壁材や床材を変えたなら借りた時の状態に戻す必要があります。その他さまざまな設備に手を加えれば加えるほど、撤去・原状回復費用も高額になってしまいます。
また、オフィスの物件によっては、そもそもリノベーション内容が制限されるケースもあります。そのため、リノベーションをする場合には管理会社へ相談のうえ、デザインや追加する設備の内容を検討するようにしましょう。
そしてデザイナーズオフィスを設計するうえで最も重要なのが、実用性を損なわないようにするということです。デザインを意識するあまり、動線が確保できていないケースや、使いづらいレイアウトになってしまうケースも少なくありません。配置するデスクの数やキャビネットの位置、ミーティングスペースの広さなどをよく考えたうえで検討する必要があります。
費用を抑えてデザイナーズオフィスを利用するならセットアップオフィスがおすすめ
オフィスのリノベーションやスケルトン物件からの新規設計は、本格的なデザイナーズオフィスを作ろうとするといずれも高額な費用がかかってしまいます。そこで、できるだけ費用を抑えるためにおすすめなのが「セットアップオフィス」の活用です。なぜセットアップオフィスが有効なのか、具体的に3つのメリットを紹介します。
初期費用が削減可能
そもそもセットアップオフィスとは、内装設備があらかじめ備え付けられたオフィスを指します。照明やカーペットなど最低限の設備はもちろんですが、間仕切りや受付、会議室、什器などもあらかじめ用意されており、そのままの状態でも十分オフィスとして利用できることが大きな特徴です。
イメージにぴったりのオフィスを見つけることができれば、設計やオフィス家具購入など移転・オフィスデザインにかかる初期費用を大幅に削減することができます。
新オフィス稼働までの手間が省ける
デザイナーズオフィスを作るうえで、コスト面以外の問題として考えられるのが、オフィスへ入居して稼働できるまでの労力と時間です。大掛かりな工事を依頼するとなると、管理会社と施工会社も含めて入念な打ち合わせが必要になりますが、セットアップオフィスであればそのような打ち合わせも最小限で済ませられます。
また、デスクやチェアなどのオフィス家具が据え付けのまま貸し出されている物件なら、備品の発注や納品に労力と時間を取られる心配がありません。足りない分のオフィス家具の準備とネットワーク・電話の回線工事を行えば、入居してすぐに営業を始めることができます。
デザイナーズオフィスを探すなら「そのまんまオフィス」
「せっかく時間や労力をかけて作った内装を手放してオフィスを移転する…という無駄をなくし、企業にも環境にも優しい移転を実現したい」。こうした思いから、そのまんまオフィスでは質の高いセットアップオフィスの提供を始めました。
運営元・サンフロンティア不動産株式会社所有の物件をリニューアルしたものをはじめ、数多くの経験やノウハウを生かし、機能性を損なわずにデザイン性を高めた物件を提供しています。
移転に際して発生するのは、通常の仲介手数料(賃料1ヶ月分)のみ。そのまんまオフィスを利用してセットアップオフィスに入居しても、家具・内装費用や利用料金は発生しません。居抜き・セットアップオフィス業界のパイオニアであるそのまんまオフィスの豊富な物件のなかから、理想のデザイナーズオフィスを探してみてはいかがでしょうか。
今のオフィスから「居抜き退去」でさらに費用削減
セットアップオフィスを利用する際、合わせておすすめなのが現オフィスからの「居抜き退去」です。
通常オフィス移転をする際は、原状回復工事を行いオフィスを元の状態に戻して退去しなくてはならず、工事には100坪のオフィスの場合で約1ヶ月の期間と500万円前後の費用がかかるケースもあります。
一方「居抜き退去」であれば、現在使われている空間や内装、設備、インフラなどを新しい入居者がそのまま引き継ぐため、原状回復費用を大幅に削減することができるのです。
そのまんまオフィスでは、居抜き退去をするためのオーナー様との交渉から、新しい入居者のマッチングまでを一貫してサポート。余計な時間や労力をかけずに移転の準備を進めることができます。もし次の入居者が見つからなかった場合は、契約通り原状回復工事を行うことになりますが、そのまんまオフィスに対する特別な料金は発生しません。
セットアップオフィスの利用と、現オフィスの居抜き退去をそのまんまオフィスで行えば、費用や時間、労力を抑えて理想のデザイナーズオフィスへの移転が実現できます。
まとめ
企業の個性や流行を反映したデザイナーズオフィスは、大きなトレンドとなっており、社員のモチベーションアップや企業のブランディングにつながると期待されています。しかし一からデザイナーズオフィスを作ろうとすれば、リノベーションコストがかさみ、また多くの労力と時間を必要とします。
業界No.1の物件数を誇る「そのまんまオフィス」であれば、費用も作業負荷も抑えつつデザイン性の高いオフィスを利用することができます。ぜひ一度、そのまんまオフィスの活用をご検討ください。
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