ライトアーム株式会社
代表取締役　妹尾 建二様

Q.今回オフィス移転を検討された経緯を教えてください。

当初はマンションオフィスにて一人で活動していましたが、3期目を迎えるにあたり人材を確保するため、移転を検討することにしました。

採用関係の仕事をしていた経験から、優秀な社員を採用するためには、働く環境が大切だということは十分理解していました。逆張りの考えで「ベンチャーだからお金がない」「力がついてから良いところに引っ越す」のではなく、予定していた予算よりも少し高めの賃料ではありましたが、グレードの高いオフィスに入居し、良い人材を集めようと検討しました。

Q.数あるサービスの中、なぜ居抜きオフィス（セットアップオフィス）を選択されたのでしょうか？

居抜きを前提に検討を始めた訳ではありませんでしたが、必要な什器などが揃っていることや、スケルトン（通常の事務所仕様）に比べて会議室の設置にも費用がかからないことから、費用対効果を考えたときに高い評価となりました。

スタートアップの企業は特に、居抜きオフィス（セットアップオフィス）を選ぶととてもスムーズに事務所を構えることができ、非常に良いと思います。

Q.オフィス移転の際のご予算に対し、コストは削減できましたか？

予算としては、当初は月額約40万円の賃料で検討していました。しかし、オフィス選びのポイントは「見た目」重視でしたので、オフィスのグレードを高め、月額約60万円まで予算を変更しました。結果オフィスの質が上がり、採用においても多くの反響があったため、充分な効果が得られたと思います。

本来、このようなオフィスを自社で造作すれば、何千万円もの費用が発生します。当初は、初期費用として約1,000万円（工事諸々含めて）を予算として見積もっていましたが、スケルトン（通常の事務所仕様）で入居し、このオフィス同様の内装を考えていたら予算が合わなかったと思います。今回のご縁から、当初の予算の半分以下（500万円以下）に費用を抑えることができました。

Q.オフィスを選ぶ際に重視したポイントを教えてください。

一番のポイントは「オシャレなオフィス」です。人間は、五感による知覚の割合が8割以上といわれています。つまり面接時に企業理念などを熱く語っても、残念ながら求職者の記憶にはほとんど残っておらず、面接時に見たオフィスの映像しか覚えていません。弊社が採用したいと思う優秀な人材は、複数社から合格をもらっています。最終的にどの会社に入ろうか考える時に、最もオシャレで素敵だと感じたオフィスの印象が強く残り、そこが一番いい会社だと考えるであろうと予想しました。

また弊社は営業社員が多いので、都内のどこへ行くにもアクセスの良い立地は、選定のポイントの一つになっています。

結果、弊社への入社を決めてくれた社員から「この環境で働きたかった」と嬉しい言葉をいただきました。

Q.居抜きオフィス(セットアップオフィス)に対しての期待と、得られた効果を教えてください。

当オフィスに入居して、早速、転職サイトにオフィスの写真と動画を掲載し、人材を募集しはじめました。9月に入居し、12月に1回目の募集をした結果、応募数は108名、2月に行った2回目の募集では363名の応募がありました。その中から8名の内定者を選出したところ、なんと全ての内定者が入社してくれました。

ベンチャーの辛いところは、是非とも採用したい！と思う人材に内定を出しても、求職者側から辞退されてしまい、実際は半分も入社してくれないことです。ある程度の自信はありましたが、内定を出した社員が全員入社してくれたことには、私自身驚きました。

また入社した後も社員からは、オフィス家具（家庭や女性向けの商品を多く取り扱う会社の家具を採用）とオフィスの環境が安らぎを与えてくれ、落ち着くとの声が上がっています。第二の家と感じられるほど、皆オフィスを気に入ってくれました。社員のモチベーションも高まり、売上げも目標数値をはるかに超え、年々好調に成果が出ています。

Q.「そのまんまオフィス」をご利用いただいた感想をお願いいたします。

オフィスを移転する際、初期費用を抑えることが会社経営において大切なことの一つです。その結果、新しい事業や人材に投資ができます。ただ、通常のオフィスを創るときに予算を抑えたらその分、それ相応にチープなオフィスになってしまうので、中々削れない部分でもあるんです。

今回は、オシャレな内装やオフィス家具がセットアップされていることで、初期費用を抑えてグレードの高いオフィスを手に入れることができました。「予算を抑えたい」思いと「環境を良くしたい」思いは二律背反になりますが、どちらかを我慢せず、どちらも手に入れることができるのは、このサイトの一番の価値だと感じています。