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2021.05.31
オフィス引越しの流れ・費用・各業者のメリット/デメリットを解説
オフィスの引っ越し作業は、専門の引っ越し業者に依頼するのが一般的。しかし、「どの業者がいいのか、どう依頼すればいいのか分からない」と不安に感じる方もいます。
そこで、こちらの記事では、おすすめの引っ越し業者をご紹介、あわせて引っ越しの流れや費用の相場、引っ越しの負担を軽減する方法まで詳しく解説します。
法人オフィスにおすすめ!引っ越し業者5選
まずは法人のオフィス引っ越しにおすすめな業者を5社、それぞれのメリットとデメリットもあわせてご紹介します。
1. サカイ引越センター
大手の引っ越し業者であるサカイ引越センター。ユーザーからの満足度が非常に高く、さまざまな調査やランキングでも常に上位にランクインしています。
・メリット
サカイ引越センターの最大のメリットは、高い作業品質。荷物の梱包や搬出作業の丁寧さはもちろん、作業スピードが速いのも特徴です。オフィス引っ越しにかかるスケジュールは業務にも影響するため、大きなポイントです。
・デメリット
サカイ引越センターは、他社と比べてコストが高くつく傾向にあるようです。ただし、引っ越しにかかる費用は時期によって大きく異なるため、スケジュールとの兼ね合いも考えて判断しましょう。
2. アリさんマークの引越社
テレビCMでおなじみのアリさんマークの引越社は、個人から法人まで幅広く対応している引っ越しのプロ集団です。独自の「社内視察制度」が設けられており、接客対応や作業品質を定期的にチェックする仕組みがあります。個人/法人問わず多くのユーザーから高く評価されています。
・メリット
アリさんマークの引越社は大規模なオフィスの引っ越しを多数手がけてきた実績があるため、信頼性は抜群です。また、不用品の処分やスケジュールの調整など、さまざまな要望に対して相談に乗ってくれます。
・デメリット
引っ越し作業が完了した後のダンボール回収サービスは、有料オプションです。オフィス移転にあたって大量のダンボールを処分する必要があるため、事前にスケジュールを確認しオプションを付けるか考える必要があります。
3. アート引越センター
アート引越センターも大手の業者です。ダンボール廃棄の必要がない「エコ楽ボックス」や女性スタッフが対応してくれる「レディースプラン」など、他社にはないオリジナリティあふれるサービスを提供しています。
・メリット
アート引越センターには多様なサービスが充実していますが、中でも「エコ楽ボックス」はダンボール廃棄を減らし作業負担が軽減できるため、おすすめです。地球環境にも配慮されたサービスでSDGsの取り組みにもつながります。
・デメリット
アート引越センターは作業品質が高く他社にはないユニークな取り組みを行っている一方で、コストは平均的。資金面に余裕がなく、できるだけ引っ越し費用を抑えたい場合は、他社と比較検討しましょう。
4. スター引越センター
スター引越センターは創業10年ほどの業者。大手に比べると知名度は低いですが、年間5,000件もの引っ越しを請け負っています。「ハイクオリティ&ローコスト」を信念とした、コストパフォーマンスの高さが最大の特徴といえるでしょう。
・メリット
スター引っ越しセンターの最大のメリットは、大手を圧倒するほどの作業品質の高さとコストの安さ。低価格な料金設定に加え、見積もり確定後は一切の追加料金を請求しないと決められているのも安心です。万が一引っ越し作業に満足できなかった場合には、基本料金を全額返金する保証も。いかに作業品質に自信をもっているかが分かります。
・デメリット
大手の引っ越し業者とは異なりスタッフが少ないため、見積もり訪問や作業日程の連絡が遅れるケースもあるようです。なかなか連絡が来ない状況が続くようであれば、問い合わせしましょう。
5. メリー引越サービス
メリー引越サービスも創業10年の比較的新しい業者。急な見積り依頼にも臨機応変に対応でき、作業品質も高いと評判です。
・メリット
メリー引越サービスはオフィス引っ越しのノウハウが豊富で、ベテランの作業員が多数在籍しているため信頼性は抜群。また、不用品の処分にも対応できるのも魅力ですね。
・デメリット
大手の引っ越し業者に比べるとスタッフが少ないため、大規模なオフィスの引っ越し作業には時間がかかる場合や、スケジュール調整が難しいことが想定されます。見積もりの段階で、希望する期日までに引っ越しできるか確認しておきましょう。
オフィス引っ越しの流れを徹底解説
スムーズにオフィス移転するには、作業の流れを把握し綿密な計画を立てる必要があります。
この項目ではオフィス引っ越しにおける基本的な流れについて解説します。以下のチェックリストに沿って、一つずつ確認していきましょう。
1 | 引っ越し業者の選定 | |
2 | 業者に依頼する作業範囲を決める | |
3 | 引っ越しまでのスケジュール作成 | |
4 | 社内における役割分担 | |
5 | 移転物品・残留物品・廃棄物のリスト作成 | |
6 | 荷物の梱包作業 |
1. 引っ越し業者を選定する
引っ越し業者の選定で大切なのは、複数社から見積もりをとること。引っ越しの日程や曜日、時間帯によって費用が異なる場合があるため、さまざまな日時で見積もるのがおすすめです。
2. 業者に依頼する作業範囲を決める
引っ越し業者に見積もりを依頼したら、業者がオフィスに訪問し見積もり書を作成します。その際、引っ越し業者に依頼する作業範囲を明確に決めておきましょう。備品の梱包や搬出などの細かい作業は自社で行うことで、その分の作業費用を節約できます。
3. 引っ越しまでのスケジュールを作成する
作業内容が決まったら、引っ越し作業のスケジュールを決定します。業者側の予約状況によっては希望通りのスケジュールが確保できないケースも。特に春や秋はオフィス引っ越しの需要が高まる時期のため、できるだけ早めに業者のスケジュールを確保しておくことが重要です。
同時に社内のスケジュールも計画/告知しておきましょう。通常業務への影響を最小限に留めるためにも、執務室や会議室以外の備品は事前に梱包・搬出しておくなど、できるだけスムーズに引っ越し作業が行えるように計画します。また、ビル側(オーナー様ないしは管理会社様)へのスケジュールの報告も忘れないようにしましょう。
ビルによっては日程や時間帯で制限されることもあるので、希望スケジュールで実行が可能か早めに確認するのがおすすめです。特に平日は引っ越し作業が禁止されているビルが多いため、確認が必須です。
4. 引っ越しの役割分担を決める
オフィス移転を統括する総務などの部門では、誰がどの役割を担うのか事前に分担しておく必要があります。以下のように作業を分けて依頼しましょう。
・従業員および取引先、顧客への事前告知
・従業員向けマニュアルの作成(PCデータのバックアップ、梱包方法、ラベル付けの位置、ダンボールの積載場所など)
・旧オフィスおよび新オフィスの立ち会い
・官公庁への届け出(法務局、税務署、社会保険事務所、労働基準監督署、郵便局など)
5. 移転物品・残留物品・廃棄物リストを作成する
オフィス家具や備品などを、新オフィスに持っていくもの/廃棄するもの/旧オフィスに残すものに分類し、リストにまとめます。家具や備品が、自社購入のものかリース契約のものか、またはオフィス物件に据え付けられたものかなどの確認も必要です。
6. 荷物の梱包作業を行う
引っ越し当日までに荷物の梱包を完了し、搬出できる状態にしておきます。引っ越し業者に依頼した作業内容を確認しながら自社で対応すべき作業を進めていきましょう。
オフィスにはPCや周辺機器、液晶テレビ、コピー機などさまざまな精密機器があります。梱包や搬出の際に衝撃が加わると故障の原因になるため、慎重に作業を進めましょう。
オフィス引っ越し費用の相場
前述した通り、オフィスの引っ越し費用は時期や日程、地域によっても異なるため、明確な相場は不明です。しかし、3月から4月上旬の繁忙期以外であれば、従業員1名あたり2〜3万円程度といわれており、繁忙期になると1.5倍程度の費用がかかるケースが多いようです。
また、オフィスビルにエレベーターがない場合や大型の什器がある場合は、別途料金がかかる可能性があります。
業者によって料金は異なるため、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼しましょう。
オフィス引っ越しの費用と手間を抑える方法
オフィスの引っ越しは、多くのコストと手間がかかるもの。しかし、スタートアップ企業やベンチャー企業では、短いスパンで引っ越しするケースもあります。そのたびに多くの労力とコストをかけて引っ越しをするのは非効率かもしれません。
そのような場合には、セットアップオフィスの活用がおすすめです。セットアップオフィスとはオフィス家具や備品、内装があらかじめ備わった賃貸オフィス物件です。
セットアップオフィスの特徴は、オフィス移転にかかる初期費用をかなり抑えられること。また業者とのやり取りや工事の手配などにかかる労力も削減できるため、効率的なオフィス移転方法として注目を集めています。
まとめ
新しいオフィスへの引っ越しにあたっては、業者の選定や荷物の梱包、搬出作業の立ち会いなど、必要な作業が多く多額のコストもかかります。
居抜き物件のように手軽に活用できるセットアップオフィスであれば、オフィス移転にともなう費用を最小限に抑えつつスムーズに引っ越しをすることができます。
オフィス移転にともなう引っ越しで悩んでいる経営者や企業の担当者は、ぜひセットアップオフィスの活用を検討してみてください。
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